*

【BNR32 スカイラインGT-R】16年振りのGT-R復活

公開日: : 最終更新日:2021/04/23 R32スカイライン, 車雑誌・カタログ

R32スカイライン GT-Rの魅力

「R32」「GT-R」「ガンメタ」

これらの単語を発するだけでワクワクするクルマは、他にはないのではないでしょうか?

それだけこのクルマには、強烈な「何か」を感じさせてくれるものがあるのだと思います。

クルマ好きなら一度は憧れたであろうGT-R。

今回は1989年10月発行の「CARトップ ニューカー速報 NO.20 スカイラインGT-R」と共に、R32 GT-Rの魅力に迫ってみたいと思います。

8代目スカイライン

1989年5月に8代目スカイラインは発表されました。

GT-RとGTS-4は同年8月に販売開始されます。

先代のケンメリKPGC110から16年振りのGT-R復活です。

イメージカラーはガングレーメタリック(KH2)、型名はBNR32でした。

エクステリア

当時のエクステリアデザインの基本テーマは

  • 新しいアイデンティティの確立
  • スポーツ派としての表現

などが挙げられていました。

GT-R専用のラジエターグリルやインタークーラーが直接見えるような大きく開かれたフロントバンパー、固定式の大型フロントスポイラー等が特徴的ですね。

そして丸型2連のテールランプこそが、GT-Rのこだわりを印象付けています!

カッコイイ!

インテリア

インテリアデザインのテーマは以下の2点です。

  • スポーツマインド
  • クラスレス

適度にタイトなコクピットに、できるだけ装飾を排除した機能性重視の作りになっています。

開発スタッフがこだわった点として「シートポジションを低くし、シートに腰を降ろしてシフトノブやステアリングホイールに触れただけで気持ちが高ぶるように」と開発されたようです。

特筆すべき点は、補助的なメーター類(電圧計、油温計、ブースト計)やエアコンなどスイッチが配列されたセンターコンソールです。

ドライバーが見やすいように8度傾いて設置されているんです!

こういったところにも徹底した機能美を感じますね。

シャーシー

SUPER HICAS(位相反転制御式)

コーナーリング初期段階で後輪は外側に一瞬向きます。

自然なヨーイングを発生した後に後輪は内側に向きます。

この後輪の向きのタイミングを、僅かに遅らせるディレイ制御を進化させたのがスーパーハイキャスです。

こういった仕組みからコーナーリングの安定性を高めることができるんですね。

4WD

電子制御トルクスプリット4WDシステムとは?

ATTESA E-TSシステム

  1. 通常走行は純粋な後輪のみが駆動している「FR駆動方式」で走行する
  2. 急発進や急加速時などでは、トランスファーを介して前輪と後輪をそれぞれ「50/50の駆動負担」に配分する
  3. 旋回加速時などで横Gが発生した場合は、トランスファーを介して前輪と後輪をそれぞれ「20/80の駆動負担」に配分する

状況によって前輪にも駆動力を配分することによって、テールスライドが抑制され最適な操縦安定性が得られます。

エンジン

泣く子も黙る?RB26DETT

GT-R専用のエンジンであるRB26DETTは、スペックや材料などあらゆる面で乗用車エンジンの領域を超えており、限りなくレーシングエンジンに近いスペックをもっています。

直列6気筒+インタークーラー付きツインターボの官能の世界!

スーパーハイキャスといい、電子制御4WDシステムといい、RB26DETTといい、、、

GT-Rというクルマは、走りのための最高の作りになっていますよね!

これは一度はGT-Rに乗りたくなってきました!

ボディ

8代目スカイラインは先代に比べてダウンサイジングされています。

もっとも縮められたのは前後のオーバーハングと全高だけで、ホイールベースは変更なしです。

前後のブリスターフェンダーが張り出したスタイルも相まって2ドアクーペのGT-Rは、よりスポーティーなルックスに見えますよね!

見て愛でるだけでもテンションが上がります!

オプショナルパーツ

オプション好きとして見逃せないのがGT-Rの純正オプション類です(^.^)

BBSアルミホイール

個人的にBBSは大好きなんですが、、、

GT-Rに関しては純正ホイールの方がしっくりくるのでは?と勝手に思っています。

むしろR31の方がBBSが合う気がするのは何故でしょうね??

直線的な基調のボディラインの方がBBSはマッチするのかもしれませんね??

ボディサイドステッカー

「SKYLINE」や「 GT-R」の文字ステッカーが入ったGT-Rってそういえばあまり見かけません。

もし見かけたらレアかもしれませんね(^。^)

ルーフバイザー

ここは付けたい派と付けない派に分かれそうなところですが、私は断然付けたい派です(*^_^*)

サイドウインドルーバー

個人的に一番気になったのはココです!

「SKYLINE」のELイルミが輝くというスグレモノ!

レパードにも、こういうのがあったらいいのに!って思います(^^ゞ

リアウインドウスクリーン

これも日差しを避けるという意味では欲しいところです。

しかも「SKYLINE」文字も存在感を表してくれますよね!

リヤ「SKYLINE」ステッカー

これも後続車にさりげなくアピールできるポイントではないかと(^^ゞ

アクセントストライプ

これも付けているGT-Rを見たことがありません。

GT-R自体もあまり見かけなくなりましたから、この辺のオプションを装備していたらかなりレア車でしょうね!

ワイパースポイラー

これは実物を近くで見てみたいのですが、高速走行時でも雨滴の拭き取りを確実にしてくれるスポイラーみたいですね。

まとめ

ルックスだけでも十分に魅力的なR32 GT-R。

純粋に「走る」ために作られたGT-R。

余計なモノ、無駄なモノが「排除」されたGT-R。

シンプルかつ、最高の動力性を持ち合わせるGT-R。

駆動系やエンジン、内装などトータルで「スポーティー」かつ「機能性」を追求している点が最大の魅力ですね。

一度は乗ってみたい・・

けど、おそらく乗れそうにない・・

そんな手の届かない存在だからこそ、GT-Rをより神格化させているのかもしれませんね(^.^)

関連記事

【R31】7thスカイラインは武骨さが魅力~そのとき、精悍~

日産 スカイラインの魅力

おススメのクルマ雑誌

R32 GT-Rのメンテナンスでおススメの雑誌はコチラです。

「オートメカニック NO.425」

主にRB26DETTのエンジンメンテナンスについて言及されています。

R32 GT-R乗りの方にとっては一読の価値アリですね(^。^)

有益情報満載のクルマ雑誌は本当に役に立ちますよね!

お役立ち情報は、楽しい旧車ライフをさらに楽しくさせてくれます(^.^)

関連記事

クルマ雑誌の魅力

■目次 1. クルマ雑誌の魅力とは? 2. オートメカニック 3. 整備要領書・修理書・部品カ

記事を読む

【ケンメリ】KPGC110 日産スカイライン 2000GT-Rの魅力

■目次 1. ケンメリ GT-Rの魅力 2. スペック 3. まとめ 4. 関連記事 5.

記事を読む

【時代が令和に変わっても人気上昇中!】魅惑のネオクラシックカー おすすめ3選

■目次 1. ネオクラシックとは? 2. ネオクラシックカーの魅力 3. まとめ 4. 関連

記事を読む

【燃料コックの使い方】HONDA VTR250 MC33初期型

■目次 1. 取扱説明書 2. 燃料コックの使い方 3. まとめ 4. 関連記事 取扱説明

記事を読む

no image

【S13シルビア】アートフォース・シルビア

■目次 1. S13シルビアの魅力 2. 前期・後期 3. 1991年1月 カタログより 4

記事を読む

【発売直後のF31レパード 】1986年当時の試乗インプレッションとは?

■目次 1. 1986年 2. 当時の試乗インプレッション 3. まとめ 4. 関連記事

記事を読む

【C210スカイライン】日産スカイライン ジャパンの取扱説明書

■目次 1. ジャパンの取扱説明書 2. 昭和52年 3. まとめ 4. 関連記事 5.

記事を読む

【日常点検】2019年7月 エンジンオイルの点検

■目次 1. エンジンルームのチェック 2. 車の外周をチェック 3. まとめ 4. 関連記

記事を読む

【幻の名車】F31レパード アルティマX 1987年/東京モーターショー参考出品車

■目次 1. 1987年 第27回東京モーターショー 2. アルティマX 3. まとめ 4.

記事を読む

no image

【FERRARI創始者 エンツォ・フェラーリ】伝説の跳ね馬とともに過ごした、その波乱万丈な生涯とは?

■目次 1. フェラーリの魅力 2. エンツォ・フェラーリ氏の生涯 3. まとめ 4. 関連

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

【2024年4月】南房総 海鮮丼ツーリング

■目次 1. 南房総 海鮮丼ツーリング 2. 道の駅めぐり 3.

【2024年3月】五十三回目の誕生日

3月28日は、私の53回目の誕生日になります。 この年になると特

【2024年3月】冷却水の漏れ

■目次 1. 3ヵ月ぶりのVTR 2. 冷却水の漏れ 3. まと

【2024年3月】DIY エンジンオイル交換 アルトラパン ショコラ

■目次 1. 道具を揃える 2. エンジンオイル交換作業 3.

【2024年3月】エンジンオイルの補充 日常点検

■目次 1. エンジンオイルの量をチェック 2. エンジンオイルの

→もっと見る

  • 2019年5月
    « 4月   6月 »
     12345
    6789101112
    13141516171819
    20212223242526
    2728293031  
PAGE TOP ↑