【永遠のライバル!】F31レパード vs Z20ソアラ
【昭和61年初版】~新車徹底比較~
「新車徹底比較」という響きに誘われて
ヤフオクで当時物の車関係の本を探していたら、面白そうな本を安く掘り出せたのでポチりました。
「知らなきゃ損する クルマ徹底比較 山田昇著」(昭和61年 初版)
昭和61年発行ですから約30年くらい前の、1986年当時のモノですね。
目次を開くと旧車好きには堪らないクルマ達が並んでいます。
トヨタ、日産、三菱、マツダ、ホンダ、いすゞ、スバル等の、今でいう「ハチマル車」がたくさんいるではありませんか!
新車当時はそれぞれ、どんな内容で紹介されてたのでしょうかね??
中でも気になるのは、、、
個人的には、やはりこの2台でしょうか。
当時はライバル車といわれた「レパード」と「ソアラ」です。
日産 F31レパード
1986年発行のモノですから、まだ前期型しか販売されていなかったのでしょう。
著者はいくつかの視点から、前期型のF31を分析しています。
スタイリング
- 流れるようなボディラインがとても「綺麗」
- 空力的にも十分配慮されている
- 後部座席の居住性が高い
確かに、私がレパードに最初に惹かれたのは「魅力的なボディライン」でした!
当時からスタイリングが評価されていたのが分かりますね。
操縦性
- パワステ・オートマのフィーリング設定が良い
- 高速走行でも静寂性が抜群に高い
- 2000.ccクラスより、も3000.ccクラスの方が操作フィーリングが高い
私的には2000ccクラスの後期XJしか所有したことがないので、正直3000ccクラスのアルティマの機能性は気になりますね!
価格
- トップモデルはソアラに比べて、100万円以上安い
- 名を取るよりも、実を取る人向きのクルマ
最上位モデルのアルティマが、ソアラよりも100万円以上も安かったのは初めて知りましたね。
ちなみに最上位モデルのアルティマは、新車価格で383万円です。
十分高いと思いますけど~~
バリエーション
- 2ドアクーペタイプのみ
- エンジンは6気筒V6
- ATはオーバードライブ付の4速
- 2000ccのNAにのみ、MTが用意されている
- 2000ccにはターボ仕様有り
そうそう、、2000ccのNAにはMT仕様があったんですね~
MT気になるけど、、、横着な自分はやっぱりATかなぁ~
著者のおすすめモデル
アルティマ 3000cc
総合的に判断して「アルティマ3000cc」を買うべし!との著者様のご意見でした(^.^)
ということで色々気になったので、久しぶりに前期のカタログを引っ張り出してきました。
やっぱ、前期もカッコイイなぁ~!!
ワタクシ後期乗りですが、前期も欲しくなってしまいます(^_^;)
私のオススメ
著者のオススメはアルティマでしたが、ワタクシ的にはやっぱりコレがオススメです!
XJ-Ⅱ 2000cc
個人的な考えですが、レパードにそれほど「動力性」「パワー」を求めていないなら2000ccで十分ではないかと思っています。
むしろスタイリングを楽しむということに特化したなら、価格を考えるとお買い得では?
そしてXJではなく、何故XJ-Ⅱかと言いますと「サンルーフ」や「カードエントリー」等の設定があるからです(^.^)
個人的にはそういったオプション的な楽しみが増えるというのもアリかなと思います!(^^)!
前期ゴールド XJ-Ⅱ
さらに欲を申し上げると、ボディカラーはゴールドがいいですね~
いかん!これ以上見ていると前期ゴールドXJ-Ⅱ欲しい病が再発してしまう!
病に倒れる前に、次に行くことにします。。。。
トヨタ Z20ソアラ
2代目のZ20ソアラは、1986年1月に発売されたんですね。
個人的にはZ20ソアラは好きでしたが、詳細は知らないままでした。。
なのでこの機会にZ20ソアラを勉強してみたいと思います(^.^)
著者は以下のように分析しているようです。
スタイリング
- 前のモデルよりもプロポーションにまとまりがある
- 空力学的に配慮がされていて、風切音も抑えられている
- ボディカラーの「クリスタルホワイトトーニング」は本当にセンスがよくリッチである
操縦性
- 室内は高級車にふさわしい上品なつくり
- フロントウインドウの傾斜がキツイため、やや圧迫感がある
- ステアリングは全体的に軽めだが、切れ味はいま一歩といった感じ
価格
- トップモデルのGTリミテッドは、外車のカマロ等よりも高くなんと483万円
- お手頃価格のモデルで、2000ccのVZ(5MT)が232万円
バリエーション
- 全部で6つのグレードが用意されている
- 3000ccは「GT」と「GTリミテッド」の2種類があり、GTリミテッドにはエアサスやマルチビジョンなどのオプションが設定されている
- 2000ccには3種類のエンジンがある
- ターボ仕様は3000回転あたりから威力を発揮し、軽快な走りが期待できる
- ツインカム24バルブ仕様でターボのGTターボや、NAのGTなどがラインナップされている
著者のおすすめモデル
2000GTツインターボのMT車
3000GTリミテッド エアサスでないモデル
なるほど~
この著者はスポーティな走りを重視して、あえて「エアサス無し」の3000GTリミテッドを選択したのですかね??
いよいよZ20ソアラのカタログが欲しくなってきました!(^^)!
私の気になるモデル
VX スーパーホワイト
やはりZ20といえば「クリスタルホワイトトーニング」ですが、設定されている上位モデルはさすがに価格が高いですよね。。
現実的に価格とスタイリングのバランスを考えて、私だったら白系の「VX スーパーホワイト」を選ぶと思います。
個人的には動力性はあまり求めていませんので、お手頃価格?のVXなどが魅力です。
過去のMTGで見つけたZ20
2012年から2013年頃に参加した「秋カ瀬MTG」でも、素敵なZ20がいらっしゃったのを記憶しています。
やっぱ、カッコイイなぁ~!
ノーズの長さといい、全体のシルエットといい・・
デザインセンスが半端なく上品です!
最後に・・
こうして改めて比較すると、ソアラの方(上位モデル等)が圧倒的に価格が高かったことが分かりました。
そして当時は販売面では圧倒的にソアラが優っていたようですね。。。
スタイリングでは両車共に、今でも魅力的なオーラを放っていると思います。
ライバルと言われたこの2台ですが、、、
今でも街ですれ違うと、目で追ってしまう「カッコイイクルマ」であることに変わりがありませんよね(^.^)
超極私的クルマ基準
レパードとソアラを比べてみて、、
私なりのクルマ選びの基準というものがあることに気付きました。
大体、次のようなモノサシでできているように感じます。
- デザインがスタイリッシュ
- スポーティさや走りよりも、日常の足や移動手段として適している
- 高スペック・高機能よりも、経済性・ランニングコストを優先させる
- 上位モデルや高グレードにはこだわりが無い
奥の深いハチマル・キューマル車の魅力を、次の機会に超極私的モノサシで追ってみたいと思います。
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