【コンクリートユートピア】名バイプレーヤー～キム・ソニョンの魅力

極限状態

2024年1月10日。

アルトラパンショコラに乗って、奥さんと久しぶりに映画を観に行ってきました。

映画のタイトルは「コンクリートユートピア」です。

大災害に巻き込まれたイ・ビョンホンやパク・ソジュン演じるアパート住民達の抗争やイザコザをシリアスに描いたこの作品は、人間性について深く考えさせられる内容でした。

極限状態に追い込まれた人間は「思いやり」や「優しさ」という普段の何気ない感情を持ち続けることができるのか？

そんなことを考えながら興味深く鑑賞することができました。

役作りとして髪形を工夫し、生え際にそり込みを入れて臨んだというイ・ビョンホンの迫力ある演技力もさることながら、普通の感覚を持った普通の男性が偏った思想に傾倒していってしまう心模様をうまく体現したパク・ソジュンの演技力も流石でした。

やはり韓国ドラマや韓国映画が世界的に評価されているのが改めて理解できる、俳優陣の質の高さが際立った作品だったと思います。

名バイプレーヤー～キム・ソニョンの魅力

主役が引き立つ作品には、必ずといって名バイプレーヤーが存在します。

コンクリートユートピアにおいては、個人的に「グメ」を演じるキム・ソニョンにそれを実感しました。

キム・ソニョンと言えば、「愛の不時着」での少し癖のある「おばちゃん役」を想起させますよね。

味のあるおばちゃん

愛の不時着では北朝鮮の人民班長を演じていましたが、コンクリートユートピアでもアパートの婦人会会長を演じています。

どこかコミカルで愛嬌があるキム・ソニョンがいることで、ともすればシリアスになりすぎる作品の緩衝材的な役目を担っているのではないでしょうか？

観客が「あ、あの面白いおばちゃんだ！」と、少しだけ心がほっこりする効果があると思うんですよね。

選民思想に傾倒し過ぎた人間が引き返せないような過ちを犯してしまうというストーリーの中では、とても重要な存在になっているのではと思います。

まとめ

韓国ドラマは奥さんの影響で良く観ています。

しかし毎回のことながら「名バイプレーヤー」に興味を持つことが多いです。

それだけ潜在的に俳優陣のクオリティが高いということもあるのでしょうね。

もちろん脚本の段階でも質の高さがあるのだと思います。

韓国ドラマ・韓国映画の魅力は「俳優陣の演技力の高さ」と「脚本の素晴らしさ」にあるのだと、改めて感じた作品でした。

また気になる映画を観に行ってみたいと思います。

もちろん、アルトラパンショコラに乗って。

ここまで読んでくださってありがとうございますm(__)m

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