【BNR32 スカイラインGT-R】16年振りのGT-R復活
R32スカイライン GT-Rの魅力
「R32」「GT-R」「ガンメタ」
これらの単語を発するだけでワクワクするクルマは、他にはないのではないでしょうか?
それだけこのクルマには、強烈な「何か」を感じさせてくれるものがあるのだと思います。
クルマ好きなら一度は憧れたであろうGT-R。
今回は1989年10月発行の「CARトップ ニューカー速報 NO.20 スカイラインGT-R」と共に、R32 GT-Rの魅力に迫ってみたいと思います。
8代目スカイライン
1989年5月に8代目スカイラインは発表されました。
GT-RとGTS-4は同年8月に販売開始されます。
先代のケンメリKPGC110から16年振りのGT-R復活です。
イメージカラーはガングレーメタリック(KH2)、型名はBNR32でした。
エクステリア
当時のエクステリアデザインの基本テーマは
- 新しいアイデンティティの確立
- スポーツ派としての表現
などが挙げられていました。
GT-R専用のラジエターグリルやインタークーラーが直接見えるような大きく開かれたフロントバンパー、固定式の大型フロントスポイラー等が特徴的ですね。
そして丸型2連のテールランプこそが、GT-Rのこだわりを印象付けています!
カッコイイ!
インテリア
インテリアデザインのテーマは以下の2点です。
- スポーツマインド
- クラスレス
適度にタイトなコクピットに、できるだけ装飾を排除した機能性重視の作りになっています。
開発スタッフがこだわった点として「シートポジションを低くし、シートに腰を降ろしてシフトノブやステアリングホイールに触れただけで気持ちが高ぶるように」と開発されたようです。
特筆すべき点は、補助的なメーター類(電圧計、油温計、ブースト計)やエアコンなどスイッチが配列されたセンターコンソールです。
ドライバーが見やすいように8度傾いて設置されているんです!
こういったところにも徹底した機能美を感じますね。
シャーシー
SUPER HICAS(位相反転制御式)
コーナーリング初期段階で後輪は外側に一瞬向きます。
自然なヨーイングを発生した後に後輪は内側に向きます。
この後輪の向きのタイミングを、僅かに遅らせるディレイ制御を進化させたのがスーパーハイキャスです。
こういった仕組みからコーナーリングの安定性を高めることができるんですね。
4WD
電子制御トルクスプリット4WDシステムとは?
ATTESA E-TSシステム
- 通常走行は純粋な後輪のみが駆動している「FR駆動方式」で走行する
- 急発進や急加速時などでは、トランスファーを介して前輪と後輪をそれぞれ「50/50の駆動負担」に配分する
- 旋回加速時などで横Gが発生した場合は、トランスファーを介して前輪と後輪をそれぞれ「20/80の駆動負担」に配分する
状況によって前輪にも駆動力を配分することによって、テールスライドが抑制され最適な操縦安定性が得られます。
エンジン
泣く子も黙る?RB26DETT
GT-R専用のエンジンであるRB26DETTは、スペックや材料などあらゆる面で乗用車エンジンの領域を超えており、限りなくレーシングエンジンに近いスペックをもっています。
直列6気筒+インタークーラー付きツインターボの官能の世界!
スーパーハイキャスといい、電子制御4WDシステムといい、RB26DETTといい、、、
GT-Rというクルマは、走りのための最高の作りになっていますよね!
これは一度はGT-Rに乗りたくなってきました!
ボディ
8代目スカイラインは先代に比べてダウンサイジングされています。
もっとも縮められたのは前後のオーバーハングと全高だけで、ホイールベースは変更なしです。
前後のブリスターフェンダーが張り出したスタイルも相まって2ドアクーペのGT-Rは、よりスポーティーなルックスに見えますよね!
見て愛でるだけでもテンションが上がります!
オプショナルパーツ
オプション好きとして見逃せないのがGT-Rの純正オプション類です(^.^)
BBSアルミホイール
個人的にBBSは大好きなんですが、、、
GT-Rに関しては純正ホイールの方がしっくりくるのでは?と勝手に思っています。
むしろR31の方がBBSが合う気がするのは何故でしょうね??
直線的な基調のボディラインの方がBBSはマッチするのかもしれませんね??
ボディサイドステッカー
「SKYLINE」や「 GT-R」の文字ステッカーが入ったGT-Rってそういえばあまり見かけません。
もし見かけたらレアかもしれませんね(^。^)
ルーフバイザー
ここは付けたい派と付けない派に分かれそうなところですが、私は断然付けたい派です(*^_^*)
サイドウインドルーバー
個人的に一番気になったのはココです!
「SKYLINE」のELイルミが輝くというスグレモノ!
レパードにも、こういうのがあったらいいのに!って思います(^^ゞ
リアウインドウスクリーン
これも日差しを避けるという意味では欲しいところです。
しかも「SKYLINE」文字も存在感を表してくれますよね!
リヤ「SKYLINE」ステッカー
これも後続車にさりげなくアピールできるポイントではないかと(^^ゞ
アクセントストライプ
これも付けているGT-Rを見たことがありません。
GT-R自体もあまり見かけなくなりましたから、この辺のオプションを装備していたらかなりレア車でしょうね!
ワイパースポイラー
これは実物を近くで見てみたいのですが、高速走行時でも雨滴の拭き取りを確実にしてくれるスポイラーみたいですね。
まとめ
ルックスだけでも十分に魅力的なR32 GT-R。
純粋に「走る」ために作られたGT-R。
余計なモノ、無駄なモノが「排除」されたGT-R。
シンプルかつ、最高の動力性を持ち合わせるGT-R。
駆動系やエンジン、内装などトータルで「スポーティー」かつ「機能性」を追求している点が最大の魅力ですね。
一度は乗ってみたい・・
けど、おそらく乗れそうにない・・
そんな手の届かない存在だからこそ、GT-Rをより神格化させているのかもしれませんね(^.^)
関連記事
【R31】7thスカイラインは武骨さが魅力~そのとき、精悍~
おススメのクルマ雑誌
R32 GT-Rのメンテナンスでおススメの雑誌はコチラです。
「オートメカニック NO.425」
主にRB26DETTのエンジンメンテナンスについて言及されています。
R32 GT-R乗りの方にとっては一読の価値アリですね(^。^)
有益情報満載のクルマ雑誌は本当に役に立ちますよね!
お役立ち情報は、楽しい旧車ライフをさらに楽しくさせてくれます(^.^)
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