【Fender Japan】 JVシリアル〜創成期の1800番台〜
公開日:
:
最終更新日:2019/03/03
Fender Japan, 音楽・楽器 JVシリアル
JVシリアル
前回、JVシリアルの14000番台や、93000番台を検証してみましたが、今回はそれよりも前の創成期の個体をみていきたいと思います。
~創成期の1800番台~
ボディ
ボディはアルダーボディ2ピースです。
塗装はポリ塗装。
ネックポケット
ネックポケットには「C」スタンプが押してあります。
ヘッド
いわゆる「MADE IN JAPAN」ロゴがヘッドに入っている時期の個体です。
ただ前オーナーさんが「JAPAN」のロゴだけ消した形跡がありますね(^_^;)
これは当時はまだ「USA信仰」といいますか、「Japanは格下」的な位置づけがまだまだあった証拠なのでしょうね。
シリアル
ネックプレートにはJV1800番台の刻印がされています。
(下1桁は伏せています)
シリアルナンバーからみると、本当に初期の個体ですね。
ネックデイト
ネックデイトには鉛筆での表記は見受けられませんでしたが、、、
かろうじて 「5.1」?「5.14」?とも読めるような表記が見受けられます。
Fender Japanが発足したのが1982年3月。
製造を始めたのが同年4月です。
シリアルナンバーから推察して、1982年5月の個体ではないかと思います。
アッセンブリ
ピックアップはグレーボビンのフラートンピックアップではないでしょうか。
ピックアップには後尾に「82」とも読める数字が印字されているものもあります。
この数字が年代を意味するものなのかは不明です。
中には印字が薄くなっているピックアップもありました。
配線材は廉価版なのでビニル線で、ポット類もCTSではなく一般的なモノが載っていました。
Fender Japan ST57-65 1982年製
これまでの情報から、この個体は「ST57-65 1982年製」のモノといえると思います。
1982年4月から製造し、翌5月にこの個体が誕生したのでしょうね。
そういう意味では初期の初期モノといってもいいかもしれませんね。
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