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【S13シルビア】記憶に残る名車達

公開日: : S13シルビア, 日産自動車

赤いS13

当時ナンバーと女性ワンオーナー

毎日、片道1時間の車通勤で会社まで通っています。

その通り道に住宅街を抜けていくのが常なのですが、とある一軒家のガレージに赤のシルビアS13が停まっているんです。

しかも当時ナンバー。

赤いボディは若干くすんで見えますが、どうみてもフルノーマルのワンオーナー車と確認できました

時々、50代位の年配の女性が運転席にいるのを確認できたので、おそらく新車で買ってから今までずっと乗ってきたのだろうなと勝手に想像していました。

「新車からのワンオーナーかな?、、、しかも女性オーナーだから大事に乗ってこられたのかもしれないなぁ・・」と、勝手に妄想しては微笑ましく思い、いつもこの家の前を通りかかる度に、少しだけ幸せな気分に浸れたのです。

「自分も頑張ってレパードを維持していこう。」と愛車に対する気持ちを高めることができる幸せなひとときでした。

どこかで勝手ながらも、仲間意識を持っていたのかもしれません。

お互い古い日産車を所有する、旧車仲間のような気持ちです。

5代目 シルビアS13

スポーツスペシャリティカー

S13シルビアは1988年5月にデビューしました。

スポーティーでスタイリッシュな2ドアクーペは女性受けしました。

当時は良くも悪くも「ナンパ車」なんて呼ばれることもありましたね。

グレードは高い順から「K’s」「Q’s」、NAの「J’s」とラインナップされていました。

純正オプションも色々と用意されていたようですね。

そういえば、、

ネオンコントロールやサイドサンシェイドを装備しているS13をみたことがないので、個人的に気になります。

とにかく「あの頃」を代表する一台に間違いありません。

今でもあのスタイリッシュな佇まいは、個人的にとても好きですね!

新旧入替?

さて、、冒頭の赤いシルビアと女性オーナーの話に戻ります。

いつものように、通勤途中でシルビアの家のガレージ前に差しかかった時です。

「ん?あれ?おかしいな」

目を疑いました。

「あっ!シルビアがいない!?」

ガレージにはいつもの赤みがくすみかけていた、愛すべきシルビアS13の姿はありませんでした。

「別の車が停まってる!?」

ガレージに停まっていたのは、鮮やかなレッドの新型フィットでした。

この瞬間に放った、私の心の叫び達

(なんてこった!)

(あの女性オーナーさん、乗り換えちゃったの?)

 

頭の中の妄想ストーリー

この一瞬の間に、私はまたしても次のような勝手な妄想を繰り広げました。

・・・以下、妄想ですm(__)m・・・

年配の女性オーナーはS13を気に入っていたけど、いかんせん修理に追われていた。

その都度直していたけど、製廃部品も出てきて思うように直せなくなってきた。

当然ながら、周りに旧車に強い店や友人も見当たらない。

おまけに家族から「いい加減、新しい車に乗り換えなよ~」と、買い換えのプレッシャーを日常的に受けていた。

そんなときに新型フィットと出会い、最新の車の高い機能性と走行性に感動した。

ボディカラーもお気に入りの赤を選び、S13から乗り換えた。

・・・なんていう、勝手な妄想をしたわけです(^_^;)

同時に深い悲しみに襲われました。

いえ、もちろん新型の最新車を否定するつもりは毛頭ありません。

最新の車は日々進化していますから、魅力は増していると思います。

ただこの赤のシルビアに対しては、面識も全くないのに勝手に親近感を湧いて仲間意識を抱いていました。

余計なお世話ですが、心の中で応援していたつもりだったんですよね。

そういった意味で「同じ旧車乗りが一人降りた」という事実にショックを感じたのだと思います。

名車は走り続ける

実はこの話には後日談があります。

悲しみにくれていたある日、またしてもあの家の前に差しかかった時です。

「あるじゃん!シルビア!」

ガレージには見慣れた赤味が少しくすんだS13が、いつものようにそこに居ました。

なんと、あの赤いS13は手離されていたわけではありませんでした!

レッドの新型フィットは家族の車か友人の車かは分かりませんが、とにかくあの赤いシルビアS13がガレージにいたのです。

このときは感動しましたね。

今思えば、、、

私の勝手な妄想で、自分を振り回していただけですけど(^_^;)

現存する名車達

こうして一喜一憂してしまう程の魅力的な車が、かつての国産車では間違いなく存在しました。

そして数少なくなりましたが、今でも現役で走り続けている名車は全国各地にいらっしゃいます。

最新の車も良いですが、あの頃の古き良き時代の車達をこれからも応援していきたいと思います。

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