日産【新型NOTE e-POWER】と【新型NOTE NISMO】~9年目の浮気~
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最終更新日:2024/01/30
NOTE NISMO, 日産自動車, 試乗インプレッション
次世代の電気自動車
新型NOTE e-POWER
2016年11月に発売された、新型NOTE e-POWERと新型NOTE NISMOを体験しに、いつもお世話になっているディーラーさんへ行ってきました。
外観
e-POWERの特徴であるフロントグリルのブルーのラインが印象的でした。
全体の大きさは、コンパクトカーらしいちょうど良いサイズ感です。
オレンジカラーが今回の新型NOTEの代表的な色らしいですね。
エンジンは充電専用、駆動は100%モーター駆動
リーフは100%電気自動車なのでエンジンは搭載されていませんでしたが、このe-POWERにはエンジン(HR12DDR)が搭載されています。従来のハイブリットと異なる点は、このエンジンは駆動とは関係ない役割を果たしています。駆動はモーターでまかない、エンジンは充電のために存在しています。リーフの煩わしい点はプラグインでの充電を余儀なくされる点と、インフラ整備が十分でない点だと思います。その点、このe-POWERはプラグインの必要が無いので、走りながらに充電できるという点が最大の魅力だと思います。そしてミッションという概念がないので、走りがとても滑らかなんです。変速ショックが無い加速にはじめはとまどいましたが、慣れてしまえば乗り心地の良さに変わると思います。
100%電気自動車リーフの記事はコチラ→【電気自動車】日産リーフ
従来のハイブリッド車例の記事はコチラ→【SUZUKI】 SOLIO HYBRID MZ
内装
メーター類
向かって左側にあるのが、今までで言うところのミッション関係(パーキングやニュートラル、バック、ドライブモードなど)です。真中が速度計。そして、右側にあるエンジンやバッテリーのアイコンが今回のe-POWERの肝ですね。アクセルを踏んだり、アクセルを離したりするたびに回生ブレーキがかかる様子などがココの表示で分かりやすく認識できます。駆動用バッテリーが少なくなるとエンジンが自動的に作動します。バッテリー残量が確保されるとエンジンは自動的に停止します。その様子をこのアイコンで教えてくれるので、とても分かりやすいですね。
3つのドライブモード
ノーマルモード、ECOモード、Sモードと3つのモードが用意されています。はじめはノーマルモードで走らせていましたが、特に回生ブレーキも強くはかからず、今までの車と同じようなアクセルワークだと感じました。パワーは落ちるが燃費を重視したいときはECOモードを選びます。そしてもっとも回生ブレーキの効きが強いのがSモードです。パワーはそこそこあるし、燃費も重視していて、なにより「ワンペダル」の醍醐味が最も感じられるモードだと思います。ワンペダルとは、ブレーキペダルを踏まなくてもアクセルワークだけで発進、走行、停止がまかなえるとても便利な機能です。
インテリジェントアラウンドビューモニター
インテリジェントアラウンドビューモニターの「インテリジェント」って何?と思っていたら、試乗の時に納得いきました。単に周囲をカメラでとらえるだけでなく、ノートの周りを歩いている人や移動物を察知してブザーで知らせてくれるんです。実際に停止していてそばで人が横切った時に車内に小さな電子音が鳴りました。これは立派なインテリジェントかと。。。モニター上でも障害物に近づいたらその周辺のカラーが変わったりと分かりやすい認知が徹底されていました。
ルームミラー上でもカメラで切り替えて後方(後続車)を確認できます。これは車内の後部座席の同席者が視界を遮るのを防ぐという意味でも有効かと思います。ただ慣れないと、従来の鏡としてのルームミラー機能の方を使いたいと思いました。フロントガラス前方を見たり、カメラのミラーで後方を見たりしてると、ピントがずれてしまうように感じましたね。もちろん、慣れたらすごくイイ機能だと思います!
エンジンルーム
従来のガソリン車ですと、ある程度「回さないと」加速されないのが通常でした。回転数を上げて速度を上げていくという一般的なしくみです。しかしモーター駆動の利点は「いきなり」最大トルクを得られるという点です。しかも2クラス上のパワーに匹敵するという謳い文句に嘘はなさそうで惹かれてしまいますね。
リチウムバッテリー
肝心のリチウムバッテリーは助手席などの下に格納されています。気になった点は「バッテリー交換のリスクはあるのか?」という点です。お店の人に聞いたところリーフ等の実績をみても、まず交換の必要は無いとのことでした。でもリーフも発売されてからまだ6年ですし、これから様子を見てみないとなんとも言えないな、、というのが素人の私の率直な感想です。だってもし替えるとしたら、きっと30万は下らないと思いますから!
ランニングコスト
e-POWERの最大の魅力はランニングコストでしょう。5年間の燃料費がなんと約21.7万円です。1年間で4.4万円、1ヵ月で3.600円!?本当でしょうか?もちろん乗り方もあるでしょうが、厳し目にみたとしても1ヵ月5.000円位の燃料費なら心が動きます。
NOTE NISMO
以前から気になっていたNOTE NISMOも展示されていました。残念ながらNOTE NISMO e-POWERはありませんでしたが、個人的にこのルックスは現行車の中で一番惹かれるスタイルです。
外観
ブリリアントホワイトパールに、ワンポイントのレッドがアクセントになっていて色気を感じます。
リヤスポイラーもついていて、後ろ姿もカッコイイですね。
内装
メーター類
展示車は通常のガソリン車でしたので、なじみのあるメーターですね。シンプルでいいと思います。
ステアリング
いわゆるDタイプのステアリングで、本革のしっとりとした手になじむ感触です。
センターを表すレッドのセンターマークもポイントになっていますね。
よく内装がチープという評価を耳にしますが、個人的にはあまりチープとは感じませんでした。
NISMO ROADCAR
思わずNISMO特集のムック本まで購入してしまいました。
「NISMO ROADCAR」にはNOTEだけでなく、フェアレディZやジューク、マーチ、GTRなどの現行NISMO仕様車が盛り沢山。80年代の懐かしいスカイラインNISMOなども載っているので読み応えがあります。
9年目の浮気
レパードに乗って9年目です。
もし万が一レパードから乗り換えるとしたら、現行車の中では本命はNOTE NISMO e-POWERかもしれませんね。
優れた燃費性と走りとの両立、さらにグッとくるスタイリングが心ひかれます。
でも、、、、まだまだレパードに乗りますよ!
「F31 LEOPARD」がいまだに最高のクルマだと思っていますから。
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