【BMW 507のレストア】エルヴィス・プレスリーが愛したBMW 507
弱冠23歳で手に入れた507
「ロックンロールの神様」こと、エルヴィス・プレスリーは車好きでも有名でした。
ほとんどがキャデラックの愛用で知られていましたが、中には「激シブ」な1台を所有していたそうです。
それは1958年12月20日の出来事でした。
映画の撮影時に一目惚れしたというBMW 507を購入します。
エルヴィス・プレスリー、弱冠23歳の時でした。
しかし後にプレスリーは507を、ラジオパーソナリティのトミー・チャールズに4500ドルで売却します。
さらにその後二人のオーナーのもとを経て、航空宇宙エンジニアのジャック・キャスターのもとに渡ります。
1968年のことでした。
キャスターはフルレストアすることを夢見て自宅の納屋に507を保管します。
しかしながら2014年11月にレストアの夢を果たすことなく、77歳でこの世を去ることになるのです。
BMWクラシックカー部門によるフルレストア
そしてキャスターの遺志は、BMW本社のクラシック部門に引き継がれることとなります。
BMWクラシック部門がレストアを行う際に最初に行った作業は、シャーシーナンバーを確かめることでした。
シャーシーナンバー「#70079」
シャーシーナンバー「#70079」こそが、まさしくエルヴィス・プレスリーの所有していた「507」であり、唯一無二の1台としてこの時に確認されました。
しかしながらコンディションは「最高!」とは程遠いものであったようです。
まず外装はボロボロ。
塗装は酷く劣化していました。
極めつけは、もとのエンジンがすでになかったことです。
大規模なレストア作業
クラシック部門は車体を完全に解体することから始めました。
40年以上の汚れは高圧洗浄機で洗い流します。
ボディは、当初プレスリーが所有していたアイボリーにリペイント。
エンジンは新たにBMW V8を組み上げます。
インストルメントパネルやシート表皮などは、多くのインテリア部品を当時のカタログをもとに再製作して組付けました。
復活した純白の507
2年に及ぶレストア作業ののち、見事純白の507が蘇ったわけです!
まとめ
BMWクラシック部門の名工による復活劇は、素晴らしいの一言に尽きますね!
いままでクラシックカーとは縁がありませんでしたが、こういった知られざるストーリーがあると興味が湧いてきます(^.^)
先ずはBMWの「少し古いクルマ」から調べてみようかな、、なんて思った507推考でした(^^ゞ
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